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女子大キャンパスに米国人男子学生?

 5月28日から7月23日まで、米国のヴァッサー大学(ニューヨーク州)学生が来日し、本学で日本語・日本文化研修が行われます。ヴァッサー大学は1861年創立の名門女子大学(セヴンシスターズと呼ばれる)で、27年前に共学校となり、現在の学生数は2400名(うち男子学生は4割)、全寮制で人気の高い大学です。
 お茶の水女子大学は同校と交流協定を結ぶことになり、郷学長が渡米し6月1日に調印式を行います。そして最初の交流事業として、日本語・日本文化を中心とした2ヶ月の研修を実施します。ヴァッサー大学生10名(うち男子4名)は、いずれも日本語を学び日本に関心をもつ2年生。この日本研修では、午前中はずっと日本語の授業をうけるほか、お茶大生との交流・共同学習を企画しています。米国の大学では5月中旬から3ヶ月が夏休み、この期間に各種の短期海外研修プログラムStudy Abroadが企画され、学生はそれぞれの興味と懐具合に応じて参加します。
 文教育学部英語圏言語文化コース(通称英文)の英会話の授業では、英文2年生と一緒に日本文化を英語で学びます。グローバル文化学環の「異文化交流実習1Intercultural Interaction」の授業では、ヴァッサー生とお茶大生がグループをくみ、日本の文化・社会・経済などについて共同研究・調査を行い、その成果をもって7月15日に発表会を行います(これはどの学部生でも履修可でした)。生活科学部の授業(「生活社会科学概論」)も訪問します。このほか、フィールドトリップ(原宿、歌舞伎、七夕祭りなど)やクラブ活動にも参加します。このような学生同士の直接の交流を通じて、しぜんに日本と米国の違いが理解されてくるでしょう。
 ということで、ヴァッサー大の学生が2ヶ月間、みなさんとキャンパスライフをともにします。生協食堂(マルシェなど)、図書館、情報処理センターなどで見かけても驚かないでください。困っていたら声をかけましょう、英語でも日本語でも。ヴァッサー生とは、5月2日にすでにテレビ会議システムを使って、お茶大生との「ご対面」を行い、雰囲気はすでに盛り上がっています。このような長期の学生交流を含む研修事業は、お茶大にとって初めて試みです。うまくいけば、来年以降も続けたいと考えていますので、学生と教員の方々のご協力をお願いいたします。

国際交流室 三浦 徹

オリエンテーションの模様(5/29)
歓迎会の風景(5/29)
歓迎会の風景(5/29)
歓迎会の風景(5/29)

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