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はしか(麻疹)の流行について

保健管理センター所長  森田 寛

 はしか(麻疹)が関東地方を中心に流行し、いくつかの大学で休講措置などがとられています。はしかは麻疹ウイルスによって感染しますが、感染力が大変強く、空気中のウイルスを吸い込むことなどで人に感染します。
 典型的な経過をとる場合、10日前後の潜伏期間を経て発症し、38℃前後の高熱、咳、鼻汁など、風邪に似た症状が2〜4日続いた後、全身に赤い発疹(ほっしん)が広がります。重症になり、肺炎や脳炎などを併発することもあります。最初のうちは風邪と区別がつかないので注意が必要です。
 一度罹ると免疫ができるので再び感染することはありません。また、子どもの時に予防接種を受けていれば通常は免疫が獲得され、維持されていますが、時間の経過とともに免疫が弱まったために、はしかに罹る人もいます。はしかの学内における蔓延を防ぐために以下の注意を守って下さい。

注 意
うがい、手洗いの励行
麻疹ワクチン未接種ではしかに罹ったことのない方は予防接種を受けましょう。
予防接種が受けられる医療機関のリストは保健管理センターにあります。
はしかと診断されたり、はしかが疑われる症状がある方は解熱しても、その後、3日間は外出・登校は控えて下さい。
はしかに罹った方は電話で保健管理センター(03-5978-5158)に連絡して下さい。

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