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キャリアについて考えよう! 大学生活を将来に活かそう! お茶の水女子大学論

 1年生の皆さん。ご入学おめでとうございます。つらい受験勉強も終わって、さあ、大学生活を満喫しよう!と思っているときに、「『キャリアについて考えよう!』と言われても……」と引かないでください。4年間は長いようであっという間で、3年生の後期には就職活動が始まります。
 「お茶の水女子大学論」は、学長の発案で設けられた新しい科目で、大学全体で協力して運営します。お茶の水女子大学はどういう大学なのか、大学生活を有意義に過ごすにはなにをすべきなのか、先生方、先輩と一緒にこの「徽音堂」で考えましょう。
 なお、科目の履修者でなくても、学長やゲスト講師の講演を聴講することができます。ご参加ください。

対象: 全学部 1年生(2〜4年生も受講可能)
科目区分: コア科目(総合科目)
曜日・時限: 水曜日 9・10時限目(前期・2単位)※後期も同様の内容で開講予定。
教室: 徽音堂 (大学行事で使用できないときは共通講義棟2-201室)
担当教員: 非常勤講師 鹿住 倫世(高千穂大学、昭和61年家政学部家庭経営学科卒)
ねらい: この科目は、主に1年生を対象として、「大学で何を学ぶべきか」を、将来のキャリアデザインを踏まえて学生自身が考えるための科目です。お茶の水女子大学の歴史と現代社会における位置づけを理解し、各界で活躍する卒業生の職業経験に関する講演を聴きディスカッションすることによって、学生が自己発見と将来像を形成していくための基礎的素養を身につけることを目指します。
内容: 講義と卒業生による講演・ディスカッションを中心に進めます。

第1回 ガイダンス、講義の概要説明
第2回 4月25日 郷通子学長 講話 「私の履歴書から—科学者として生活者として—」(徽音堂)
お茶の水女子大学ですごした4年間に、身につけたことは何であったのか。お茶大の卒業生のひとりとして、「私の履歴書」を紹介しながら、振り返ってみたいと思います。その後、大学院で身につけたこと、さらに、一人前の研究者になるまでの不安や、それを乗り越えて職を手にするまでのこと、また、大学で教育と研究に携わりながら、学会活動や大学のアドミニストレーションに関わってきた道筋と、子育てや家族との生活から学んだことを、お話します。
第3回 5月2日 お茶の水女子大学の歴史(舘かおる先生担当)
第4回 5月9日 お茶の水女子大学の歴史・資料室見学(小風秀雅先生担当)
第5回 女性とキャリアについて(鹿住担当)
(第6回〜第12回は卒業生による講演とディスカッション)
第6回 5月23日 (株)パーソナルデザイン代表取締役 唐澤理恵さん(S60家政・被服卒)
「ベンチャー企業への就職から、ベンチャー起業家へ」
第7回 5月30日 (株)資生堂リサーチセンター 岩城はるひさん(H1理・化学卒、H3修士H11博士)
「化粧品の化学……ヒトを彩るサイエンス」
第8回 6月6日 麻布高校 磯部ひろみさん(H12文教育・比歴卒、H14修士)
「教職課程の授業を受けていたころには予想もしなかったこと」
第9回 6月13日 『日経EW』編集長 野村浩子さん(S59文教育学部国文学科卒)
「ハッピーキャリアの法則〜私らしく、ハッピーに働くために」
第10回 6月20日 東京ガス(株)人事部 山田敦子さん(S61家政・家庭経営卒)
「組織の中で輝く人材」
第11回 6月27日 松下電器産業(株) 籔ゆき子さん(S56家政・被服卒)
「くらし研究からの新たな価値創造〜家電商品開発の現場から〜」
第12回 7月4日 特許庁 特許審査第三部 深草亜子さん(H5理・化学卒)
「特許審査にたずさわってきて感じること」
第13回 まとめの討論(グループディスカッション)
第14回 試験

 さまざまな職場・仕事で活躍する先輩たちの生の声を聞けるチャンスです。来たれ徽音堂へ!

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責任者:お茶の水女子大学ホームページ運営委員会委員長 

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