イベント情報

「文化表象の政治学—日韓女性史の再解釈」

日時: 2007年8月29日(水) 10:00〜17:45
2007年8月30日(木) 10:00〜13:00
場所: お茶の水女子大学 理学部3号館 701室
共催: 梨花女子大学 アジア女性学センター
内容:
<8月29日>
10:00〜12:15 《Session 1》【東アジアにおけるナショナリズムとモダニズム】

「見えない者の視線   植民地期韓国の小説にあらわれた男性知識人の自己定義について」
 発表者:李惠鈴(イ・ヘリョン、成均館大学)

「帝国のロマンス『三態』   『マダム・バタフライ』『M・バタフライ』『ミス・サイゴン』」
 発表者:池内靖子(立命館大学)

「日韓社会の中の日本軍〈慰安婦〉問題と超国家的女性の連帯の可能性」
 発表者:姜(カン)ガラム(梨花女子大学)

「明治時代のラファエル前派主義   D.・G・ロセッティの『詩集』受容の背景」
 発表者:江澤美月(お茶の水女子大学(院))

司会者:池田忍(千葉大学)
コメンテーター:鄭智泳(ジョン・ジヨン、梨花女子大学)、若桑みどり(千葉大学 名誉教授)
12:15〜13:15 <昼食>
13:15〜15:30 《Session 2》【女性文化の変容】
「国家と女子学生—東京女子師範学校を事例として」
 発表者:菅聡子(お茶の水女子大学)

「植民地朝鮮の近代家父長制分析のためのノート   マクロ構造主義方法論の探索を中心に」
 発表者:金英善(キム・ヨンソン、梨花女子大学)

「女たちのフェアリー・テール   現代美術における人形・少女・老婆」
 発表者:天野知香(お茶の水女子大学)

「『同性愛』の時代—1920年代から1930年代における女性『同性愛』言説を中心に」
 発表者:車玟姃(チャ・ミンジョン、梨花女子大学(院))

司会者:越智博美(一橋大学)
コメンテーター:小嶋菜温子(立教大学)、張必和(チャン・ピルファ、梨花女子大学)
15:45〜17:45 《Session 3》【"Trans-"の可能性】
「韓国男性性を『消費』する—韓流と『親密性』の経済学」
 発表者:金賢美(キム・ヒョンミ、延世大学)

「宝塚『男役が演じる女役』をめぐる認識のポリティクス— トランスからジェンダー・クリエイティブへ」
 発表者:中村美亜(東京芸術大学)

「在日朝鮮人一世を『翻訳』する   ドキュメンタリーにあらわれる『選択的忘却』を中心に」
 発表者:洪政王恩(ホン・ジョンウン(梨花女子大学(院))

「『少女』の物語から『私』の物語へ
   金井美恵子『兎』にみるクィアとしての表象/表象としてのクィア」
 発表者:武内佳代(お茶の水女子大学 (院))

司会者:戸谷陽子(お茶の水女子大学)
コメンテーター:金英玉(キム、ヨンオク、梨花女子大学)、大橋洋一(東京大学)
〔懇親会〕
<8月30日>
10:00〜12:00 《Session 4》【戦争言説とジェンダー】
「スクリーンからの手紙はどこに届くのか   日韓米の戦争映画とジェンダー言説」
 発表者:竹村和子(お茶の水女子大学)

「戦争と女性   『最後の証人』」
 発表者:金素榮(キム・ソヨン、韓国芸術総合学校)

「漱石作品における植民地主義と女性嫌悪の問題   植民地への移動者と『芸妓』の表象を中心に」
 発表者:李南錦(イー・ナングム、お茶の水女子大学(院))

「戦争と死」
 発表者:李東玉(イ・ドンオク、梨花女子大学(院))

司会者:高橋裕子(津田塾大学)
コメンテーター:小森陽一(東京大学)、許羅今(ホ・ラグム、梨花女子大学、アジア女性学センター長)
12:00〜13:00 《Session 5》【ラウンドテーブル】
司会者:竹村和子
コメンテーター:金恩實(キム・ウンシル、梨花女子大学、前アジア女性学センター長)
備考: 【企画】プロジェクトD 「理論構築と文化表象」

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