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AO入試

2016年3月28日更新

学部 AO入試

お茶の水女子大学のアドミッション・ポリシー

お茶の水女子大学は、学ぶ意欲のあるすべての女性の真摯な夢の実現の場であることを使命とし、幅広い教養と高度な専門性を身につけた女性リーダーの育成を目指しています。そのため不断に教育改革を進め、21世紀型文理融合リベラルアーツ教育の導入(2008年度)に引き続き、2011年度に複数プログラム選択履修制度を導入して新たな専門教育課程をスタートさせました。お茶の水女子大学では、すべての女性が年齢・国籍などにかかわりなく自立した女性として、生涯にわたって多様に活躍できるキャリア形成の場を提供しています。知的好奇心と探究心を抱き、勉学意欲に富んだ学生の入学を期待しています。

お茶の水女子大学の教育理念とAO入試の趣旨

多様化しグローバル化する社会では、たしかな専門的知識とともに、それを人に伝えるコミュニケーション力や応用する実践力が求められています。女性は、仕事、家庭、地域社会といったさまざまな場での活躍が期待され、その社会的影響力は大きなものがあります。

お茶の水女子大学では、女性の能力開発とリーダーの育成を教育目標に掲げ、さまざまなプログラムを設けています。専門的な知識を多様な場で使いこなせる土台を育成するための「21世紀型文理融合リベラルアーツ」科目群を2008年度から新設しました。さらに、リベラルアーツを踏まえた高度な専門教育をすすめ、創造性と実践性を備えた専門基礎力を持つ女性の育成を実現するために、2011年度から学生主体の「複数プログラム選択履修制度」を専門教育課程に導入するとともに、総合学修支援センターを新設して主体的な学修プロセスの実現をサポートする体制を整えました。2012年度からは、グローバル人材育成推進事業において、大学教育のグローバル化を目的としたカリキュラム整備を行い、国際的な場で活動する人材を育成するための語学教育、国際学、多文化交流などのプログラムをいっそう強化し、海外の交流協定校への留学を推奨しています。2015年度からは在学中に海外で学びやすいように、四学期制も導入しました。また、これらの基礎となる情報収集力や発信力を高めるため、希望者に対するノートパソコン貸与事業を実施しています。「女性リーダーを創出する国際拠点の形成」では、大学院生・学部学生向けに、将来の女性リーダーを育成するために各種の講座を開講し実践的な指導を行っています。

「学際性」と「国際性」をもった将来の女性リーダーには、通常の学力試験には表れない総合的な力(ポテンシャル)が重要であると考えます。このような資質をもった学生を、広く各地から選抜するため、AO入試を行います。

求める人物像

  • 本学での勉学に強い意欲と専門性を磨いていくために必要となる十分な基礎的学力をもっている。これに加えて、以下の項目のいずれかひとつ以上に当てはまる方を求めています。
  1. 知識や意見を人に伝え、実践するためのコミュニケーション能力や応用力を備えている。
  2. 真理の探究に対する憧憬と文・理双方への興味・関心をもっている。
  3. 自分の将来と社会の未来へのビジョンを明確にもっている。
  4. グローバルな視野をもって思考し、国際的な場での活動を希望している。
    (活動の場は国内国外を問わない)

文教育学部

人文科学科

人文科学科は、人類のさまざまな歩みの中から、未来の英知につながるあらゆる現象を広く文化としてとらえる人間の知の総合学を志しています。深く幅広い知識を修得し、それらに立脚したオリジナルな問いを自ら見つけ出し、必要な資料・データをねばり強く収集・整理したうえで、独自の論理を築きあげる力。勉学を続けていく場合でも、社会に出て活躍する場合でも必ず求められるこうした総合的な力を広く養成することが、本学科の目標です。

高校では、さまざまな教科や科目について幅広く学ぶと同時に、自分の関心をもったテーマについて自主的に読書や調査を行うことを通じ、知的探求の面白さを経験してきていただきたいと思います。いわゆる「指示待ち」型ではなく、物事を多面的に考えられる柔軟な思考力を持ち、独創的な解に到達しようとする意欲のある学生の皆さんの入学を希望します。

なお人文科学科には、哲学・倫理学・美術史コース、比較歴史学コース、地理学コースの3つのコースがあり、入学後、自分がなにを学びたいのかを見極め、1年次末に、人文科学科の各コース、グローバル文化学環の提供するいずれかの主プログラムを選択します。

AO入試では、英・数・国の基礎学力をバランスよく備え、自分の将来像をある程度、具体的にもっている学生を望みます。

言語文化学科

言語文科学科には、日本語・日本文学コース、中国語圏言語文化コース、英語圏言語文化コース、仏語圏言語文化コースの4つのコースがあります。これらのコースにおいては、当該の言語の深い理解と高度な運用能力を身に付けることを目指し、またそれぞれの言語圏の文学や文化の本格的な分析を行います。そのためにこの4つのコースのいずれにおいても、文理両分野における十分な基礎学力と、旺盛な知的好奇心と、言葉への強い愛着を持った学生を求めます。

入学後は一般入試で入学した学生と同じ条件で、1年次末に最終的に所属するコースが決まります。

人間社会科学科

人間社会科学科では、人間について深い理解を持ち、その理解を現実的な場面で役立てていこうとする意欲ある人を求めます。当学科には、人間の意識や行動の社会的側面を考えたり(社会学)、心理的側面を考察したり(心理学)、人間の発達について多角的に考える(教育科学)という、3つの研究領域がありますが、共通しているのは、自分を含めた「人間」に対するあくなき好奇心です。人間に関わる諸問題を学問的に解明したり、そこで得られた知識を実際に役立てていきたいと考える学生の進学を期待します。

高校ではさまざまな教科や科目について幅広く学んでください。特に、国語・英語(外国語)・数学は、大学での学習と研究にとって大変重要な基礎的能力を育成するのに必要です。また、地歴・公民や理科の学習を通じて、人間について深く考える姿勢と能力を身につけた学生を歓迎します。

入学後は一般入試で入学した学生と同様、1年次末にいずれかのコースまたはグローバル文化学環の提供する主プログラムを選択することになります。

(グローバル文化学環について)

文教育学部では2005年度から「グローバル文化学環」という新しい学環を設置しました。この学環は、国際協力やビジネス・学校教育・地域社会など、様々な場で、文化の差異を理解し、それを越えて協働できるグローバル時代の新しい市民を育成することを目的にしています。

その特徴は、文教育学部の3つの学科(人文科学科・言語文化学科・人間社会科学科)のいずれの学生も、主プログラムとして選択できることです。また、所属学科のいずれかの副プログラムを履修することで、学際的な学修をおこなうことができます。

この学環での学修を希望する人は、自分の関心や得意分野にそって、受験学科を選んでください。カリキュラムなど、さらに詳しい情報を知りたい人は、文教育学部のホームページにアクセスしてみてください。

理学部

数学科

数学は、あらゆる現象の背後にある数や図形の永久に変わらない真理を追究する学問です。それを学ぶことで、魂を揺さぶる美しいものや実生活で役に立つものに出会い、また世界を見通すための厳格な論証法を身につけられると考えます。

本学AO入試で求める人物像に加えて、上記のような観点から、数学科では主に以下のような目標を持った人を求めます。

  • 教師や研究者のように数学を職業としたい人
  • 数理的な素養を生かして社会を支える仕事につきたい人
  • とにかく数学に対して意欲を持って勉強したい人

受験生に求めるのは以下のことです。

  • 高校での数学を十分に理解し、大学での講義に必要な数学の知識を身につけている。
  • 文章から数学的な意味を読み取ることができる。
  • 自分の考えを数学的、論理的な文章に表現して相手に伝えられる。

物理学科

自ら考えて問題を見つけ出し、自ら考えてこれを解決する学生を希望します。(もちろん、必要になれば教員の適切な助言及び指導を受けることができます。)また豊かな人間性とともに、他人との協調性に優れた人格が望まれ、忍耐力も必要です。卒業後には物理学の勉学を通して培った、「物事の法則を発見しそれを応用する能力」を各方面で発揮し、社会で指導的役割を果たす女性となることを期待しています。しかしながら究極的には、「物理学を学んで生き生きと充実した人生を送ること」が最も大切と考えています。

AO入試では、物理学へ強い興味を持ち、物理コンテストなどへ積極的に参加した実績を重視します。大学での物理の授業を履修するうえで、高校での物理および数学の十分な習得は必須ですので、これらの科目は指定科目になっています。

化学科

化学科の志願者は、まず化学に深い関心を寄せ、学びへの強い意欲と情熱を持つことが必要です。化学は、原子・分子をなかだちとして自然科学のあらゆる分野と密接に協力して発展するものであり、その領域は数学・物理学の理解が不可欠な分野から、さらに生物学や地球科学の知識の必須な分野まで広がっています。

したがって、高校では化学のほかにこれらの基礎となる科目、特に物理・生物を幅広く履修して、論理的かつ理科的な思考力や自然科学の基礎知識をしっかり体得しておくことが前提となります。また、英語で書かれた文献を読みこなす語学力も要求されますので、高校での英語の十分な学習が必要です。

入学後には、専門の学習や研究の基盤となる実験能力を養うため、学生実験を重視しており、1年次から3年次にわたり幅広い学生実験を必修として課しています。化学への強い興味と学習意欲に加えて、実験が好きで主体的に取り組む学生を望みます。

生物学科

生物学では、微生物からヒトまで、多種・多様な“生き物”の複雑で多様な生命現象を研究します。そのためには、いろいろな視点から考える柔軟な思考力とそれを支える幅広い基礎知識が必要です。したがって、高校生時代を通して、理系、文系を問わず、教科科目を幅広く学び、論理的思考や知的好奇心をはぐくんでいることを希望します。また、“生き物”の複雑で多様な生命現象を観察し、“生き物”と忍耐強く対話し、自ら考え、自ら問題を見つけ、試行錯誤しながらこれを解決する意欲とパワーをもつ学生を希望します。“生き物”に関する理解と関心を深め、より豊かな知の財産を築ける人に育つことを期待しています。AO入試では、生物だけでなく、自然科学を広く学習して、科学的基礎知識や考え方を備えるとともに、論理的思考や知的好奇心を育んでいることを希望します。生物学のさまざまな領域において強い好奇心や疑問を持ち、積極的かつ行動的に自ら探究した経験(自由研究や参考文献の調査など)を評価しますので、志望理由書及び活動報告書に記載してください。入学後は、生物学科のカリキュラムにしたがって、幅広い分野の生物実験科目を履修して生物学の専門性を高めることを希望します。

情報科学科

情報科学はコンピュータの出現によってその存在と価値が確かめられた「情報」と呼ばれる概念を、エネルギーや物質と並ぶ世界の主要な構成要素として認識し、その生成、管理、利用に関する原理を探究する新しい学問分野です。今日、その応用は自然科学や工学のみならず、社会科学や人文科学にも及んでいます。この奥深さを理解し、これまでの成果を学びたい人、さらに今後の進展に積極的に貢献したい人にぜひ進学してきてほしいと思います。情報科学は、これまでの数理科学や自然科学の考え方を偉大な先達として独自の方法論を展開しようとしていることから、広くかつ深い理系のセンスが問われます。情報科学を通じて21世紀の科学技術を支えるのは自分たち女性だと心底思っている人、あるいは思いたい人、あるいはそういわれて「そうなんだ」と今気づいた人を大歓迎します。

一方、AO入試のかなめは国際性と学際性です。国際性とは、国際社会で自分の考えを堂々と議論できることですが、そのためには、当然ですが、国際レベルで通用する内容を自分が持っていることが前提です。情報科学科の先輩たちの中には、有名な国際会議において自分の研究を発表してきた人達も少なくありませんが、これも深い専門的素養を身に付けた上でのたゆまない研究が可能としたものです。なお情報科学では、ほとんどの新しい知識は英語で発信されるので、普通に情報科学を学ぶのにも基本として英語の実力が不可欠です。次に学際性ですが、これは一つの専門分野に閉じこもらず、広くいろんな分野に通ずることを意味します。実はこれも、情報科学と言うものの性格から、普通に必要とされる態度です。コンピュータを用いた解析は、今や伝統的な科学的計算の分野はもちろんのこと、CGによる芸術創造、文学作品の特徴抽出、インターネットの情報分析による社会の動向予測、化学物質の膨大なデータを処理した新薬の開発アシストなど、あらゆる分野で、使われているという表現を越えて、むしろ無くてはならないものとなっています。情報科学科の卒業生たちは、就職してどのような場所で自らの知識と技術を活かすことになるか分からないので、普通に入学した人達に対しても広く学ぶという意味での学際性を要求してきました。

AO入試の目的の一つはジェネラリストの養成ですが、よく言われるように、本当にものの分かったジェネラリストになるには、ある一つの分野で専門家に匹敵する習練を積み研究活動を経験する必要があります。AOで合格し、情報科学科に所属してAOの目的を貫徹しようと思ったら、まずは一般の入学者と同様、情報科学の専門教育に励むことが必要です。入試の要件に数学I、II、III、A、Bの全てを課しているのは、これを可能にするために最低限必要なことであり、講義や演習もこれらを習得していることを前提にして行われます。

さらにその上で、今までの情報科学の先輩たちの中で最も活躍している人達を目標にして、国際性と学際性に磨きをかける努力を一般の学生以上にしてください。理科の少なくとも1科目を要求しているのは、学際性を支える最低の要件であり、その趣旨を全うするためには、本当は、少なくとも理科3科目を履修してきて欲しいところです。現に、情報科学科では、遺伝子情報のデータ解析や物理・科学現象のシミュレーションを行っている研究室もあり、そのような講義も開かれているので、情報科学に関連した広い知識や方法論を学ぶ環境は整っていますが、高校レベルの理科の知識を大学に入ってから自分で補うのはなかなかやさしいことではないでしょう。高校で意欲的に学んできた、やる気に満ちた学生を歓迎します。

生活科学部

食物栄養学科

食物栄養学科は、豊かな食生活や健康な社会の実現に向けて、食物と栄養や健康に関する科学的視点と実践力を身につけた社会のリーダーとなる専門家の育成をめざしています。そのために食物と栄養に関する様々な学問分野において、分子、遺伝子、細胞レベルから人間栄養学的なものまで幅広く教育研究を行っています。本学科の教育の特徴は、長時間にわたる多数の実験や臨地実習を含む実習が必修となっていることです。実験・実習科目は1、2年より開講され、特に3年生の午後は毎日実験・実習が当てられています。所定単位を取り本学科を卒業すると、栄養士免許が取得できると同時に管理栄養士の国家試験受験資格が得られます。

本学科の教育研究は実験科学を基盤とした上で生活や社会との接点を重視するため、本学に進学する学生には、忍耐強く実験・実習に取り組めること、自ら考え行動できること、他人とコミュニケーションをとりながらものごとを進められることを望みます。高等学校では、理数系の基礎をしっかり履修すること並びに生活に即した学習を重視することを望みます。具体的には、理科については物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物のうち2科目以上を、数学については数学I・II・A・Bを履修しておくことを求めるとともに、家庭科や体育などの実技科目にも積極的に取り組むことを望みます。

人間・環境科学科

人間は、利便性、快適性、安全性などを追求し、身の回りの環境を常に変えて来ました。食糧は豊富になり、暮らしは便利になり、病気が減り寿命も延びました。しかしその反面、環境のあまりに大きく急速な変化に対して人間が適応できず、人類の存続にも影響する様々な問題も生じてきています。これに対して本学科では、「人間にとっての環境、環境にとっての人間」という視点に立ち、人間と環境の相互の働きかけを具体的に評価・設計・提案し、よりよい生活環境を創造するための研究と教育を行っています。加えて建築関連科目を中心に一定の基準に従い履修を行うことで、一級建築士の受験資格を得ることができます。

本学科の柱となる学問分野には、建築設計学、居住環境学、自然人類学、人体生理学、人間工学、福祉工学、環境機能材料学、環境化学、環境衛生工学などがあります。自然科学の好きな人、人間と環境にかかわる基礎的な科学を十分に学び、深く研究してみたい人、専門家として真に健康で豊かな生活を構築するために寄与したいと考えている人を本学科は、歓迎します。志願される方は、高等学校で理数系の基礎をしっかりと履修していることを望みます。具体的には、数学については数学I・II・III・A・Bを、理科については物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物、地学基礎・地学のうち2科目以上を履修しておくことを求めます。

人間生活学科

人間の生活は、生涯にわたる人間の発達、生活を営むための人間社会のあり方、民族、歴史や伝統、文化などさまざまな面が相互に関連した、複雑で総合的な営みです。高度に複雑化した現代社会においては、この複雑な人間生活の営みを総合的に理解し、人間が生涯を通して生き生きと生活できるための条件や社会の仕組み、文化のあり方を明らかにし、それを実現する人材が求められています。

人間生活学科では、こうした豊かな人間生活の実現を担う人材の育成を、相互に関連する3つのアプローチによって目指しています。①人間の生涯発達にかかわる発達心理学・臨床心理学・保育学的理解と実践の連携、家庭や保育あるいは心理臨床などの現場に役立つ理解-発達臨床心理学、②地域社会から国際社会まで、多元的な社会環境を視野に入れ、家族、消費者、女性、高齢者、子ども、制度と政策の問題など、生活と社会及びその関係についての社会科学的理解-生活社会科学、③人間にとって最も身近な服飾と住居、工芸、デザインを中心とする生活造形を対象とし、生活文化の歴史と現在について、美学的・比較文化的・民俗学的理解-生活文化学の3つです。こうした課題に関心があり、問題意識と研究意欲を持っている人、錯綜する現代の生活状況の中で、人間性を重視した社会を築くために貢献したいと考えている人、潤いのある生活を実現しようという熱意をもっている人には、ぜひ人間生活学科で学んで欲しいと思います。

志願される方は、人間生活学科の3つのアプローチを踏まえ、高等学校において地理歴史・公民の諸科目など文科系の基礎を幅広く履修していることを望みます。

入学後は一般入試で入学した学生と同様、1年次末に主プログラムを選択することになります。

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